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旦那のヴィトンのカバンの中がベチャベチャに・・・

2012年08月27日


「ようやく朝晩は少し涼しくなってきたわねface02











「って言っても、日中はやっぱり暑いけど。。。icon11








「そういえば、旦那のヴィトンのセカンドバッグ、






 ず〜っとタンスにしまっていたけど、





 昨日ひさびさに使ったら、





「カバンの中に入れた財布やら書類とかにベチャベチャするものがついた〜〜〜icon08」とか怒ってたわね、










旦那のヴィトンのカバンの中がベチャベチャに・・・










「どれどれ・・・」


「外側のポケットのことかな?」






旦那のヴィトンのカバンの中がベチャベチャに・・・









「うんうん、たしかにネチャネチャしてるわ icon10







旦那のヴィトンのカバンの中がベチャベチャに・・・








「中は大丈夫そうね〜〜〜face02













旦那のヴィトンのカバンの中がベチャベチャに・・・












「あっ!?










旦那のヴィトンのカバンの中がベチャベチャに・・・













「全然大丈夫じゃないわ。。。。ここもネチャネチャしてるわ・・・icon11








「やっぱりず〜っと閉まっていたから、革が湿気にやられたのかしら?


 でもなんでこの2カ所だけ??」











誰もがご存知の高級ブランド、ルイ・ヴィトン。


普段使いされている方ももちろんいますが、


ほとんどの方は高級だからこそ

ここぞという時にしか使わず、ふだんはクローゼットに

大事に大事にしまっているんじゃないでしょうか?


大切にしまっていても全然かまわないですが、

革は湿気に弱いので、なるべく風通しの良いところで保管しなければいけません。


ただこのヴィトンのセカンドバッグの『コンピエーニュ』は、


実は、湿気が原因じゃないんですね。





ベチャベチャになった原因は、








そのベチャベチャになった部分だけ


合成皮革が使われているんですface07



『えっ!?高級ブランドなのに!?革じゃないの!face08

と驚かれる方も多いことでしょう、

でもそうなんです、これは事実なのです。



いまから3、40年ほど前のヴィトンの製品には

本当にそれこそ素晴らしい質の本革が使われていたので、

合皮が使われていることはほとんどないのですが、

やはりヴィトンといえど、営利企業ですから利益を上げ続けなければいきません。

質や供給量が安定しない革よりも、

供給が安定し、しかも革より安価な合成皮革を一部使い出したわけです。


当然、この2ヶ所は合成皮革なので、

普段使っていようが、大事にクローゼットにしまっていようが、

湿気があろうがなかろうが、

残念ながら年数が経つと、このように劣化してしまうわけです。face06



でも大丈夫ですよface02


ネチェネチャのボロボロになってしまった部分を交換すればいいわけですチョキ





交換すればいいんですと申し上げましたが、


交換するためには、ご覧のようにほぼカバンをばらさないと交換できないわけですicon10




旦那のヴィトンのカバンの中がベチャベチャに・・・






ここまで分解して、劣化した合成皮革を完全に除去し、新しい生地を造り、

もう一度、縫い穴をひとつひとつ合わせながら組み立てていくわけです。


作るよりも修理するほうが、時間も手間も技術も要するのがおわかり頂けると思いますicon10







そんな苦労の末に、










はい完成♪






旦那のヴィトンのカバンの中がベチャベチャに・・・






ポケットの内側がキレイにicon12






旦那のヴィトンのカバンの中がベチャベチャに・・・








革への貼り替えももちろんできますが、

革はやはり湿気に弱いので、あまり使用頻度の低いカバンだとカビなど生える恐れもありますので


摩擦に強く丈夫なレーヨン素材の生地に貼り替えました。






旦那のヴィトンのカバンの中がベチャベチャに・・・






表と裏のもとの縫い穴をひとつひとつ合わせながら縫っていますので




旦那のヴィトンのカバンの中がベチャベチャに・・・






縫い目ももと通りです。


この作業は非常に手間がかかりますので、

この作業をしないで、適当にミシンでダ〜っと縫う修理屋も

世の中にはあるそうなのでご注意ください。

余分な縫い穴を新しく開けると、ミシン目がキリトリ線のようになり裂けていっちゃいますよface10





旦那のヴィトンのカバンの中がベチャベチャに・・・








"あなたの大切な靴、かばんをしっかり丁寧に直します”

靴修理・合鍵のお店 『プラスワン蛍池店』

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※申し訳ございませんが、電話による修理代金の見積りはご遠慮ください。

→体調が悪くなった患者さんが、病院に電話して、
「こういう状態なんですが、治りますか?いくらかかりますか?」と仮に尋ねたとします。
 すると、お医者さんが、
「直りますよ、診察代と薬代あわせて◯◯◯◯円です。」と答えたら、
 あなたは、そのお医者さんを信用するでしょうか?
 もちろん、しませんよね。だってあなたの体の状態を実際に診てくれていないからです。

 靴もかばんも同じだと考えます。
 形や素材、デザインもそれぞれ、仮に同じ物で同じ箇所の修理であっても、
 ひとつとして全く同じ修理はありません。
 ですから、実際に靴やかばんの状態を見ない限り、
 そもそも修理可能なのかどうかもわかりませんし、ましてや
 修理代金の見積額もわからないわけです。

 修理代金を知りたい方は、ご足労おかけしますが、
 店頭までお持ち込み頂くようお願いします。
 もちろん、その場で修理の可否、見積りをさせて頂きますので宜しくお願いします。

 



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Posted by plusonehotaru at 15:06 │鞄,財布修理例