VANSスリッポンのソールをカスタムしておくのも有り

2019年06月21日

本日は修理例というか紹介例とでも言いましょうか、

スニーカーは買ったらそのまま履いていますか?
というお話です。









こちらはヴァンズのスリッポン。


昔からの定番で、とある昔の映画の俳優さんが履いたことで瞬く間に人気になった

チェッカーフラッグ柄。

個人使用として購入したものです。








ななめに格子状に入った通称ワッフルソールというソールが
耐久性があることで有名らしいですが、

問題はワッフルソールをぐるっと覆っている白い部分なんです。

この白い部分、けっこう削れるのが早いです。

コンバースも同じ傾向かな。


男性の方だと、ほぼななめ外側に削れていき、

他はまだなんともないのに、すぐに見すぼらしくなっちゃいますよね。


そうなれば、削れているところを、ななめに補充して
修理することももちろんできますが、

どうしても修理しました感が出てしまいます。


そこで本日は、

ソール本体が削れないように

履き始める前に、あらかじめカスタムしておきませんか?というお話。





では、どのようにカスタムするかというと、、、、









例えば、こんな感じ







vibram #4778ソールを貼り付けてみました。







面ではなく点でグリップ力を備えるソールですが、








厚みもそれほどないので、見た目はあまり変わりません。










履き心地は、フットサルシューズを履いているような感覚に近いでしょうか










3ヶ月ほど履きましたが、

やはり点で支えているので、

体重のかかりやすいつま先とかかと部分の突起部分がけっこう潰れやすいですね






そこで次に貼り替えたのはこれ、

















波上の波形が特徴的な、vibramの#7142ソール、

通称”シャークソール”と呼ばれるソールを貼りつけてみました。







こちらはかかと部分の厚みも十分ありますので

本来のソールまで削れてしまうのを十分防いでくれます






もちろん

履き心地は変わってしまいますし、

この分厚いソールを足した分、重くはなりますが、







このデザインと、

独特な履き心地はちょっとクセになるかも。

けっこうオススメかな、シャークソール。







少しでも履いてしまうと、きれいに貼り付けできませんので、

新品時のフラットなソール状態が望ましいのですが、

問題は修理代金でしょうか、










もう1足余裕で買える値段はします笑




まあヴァンズのスリッポンは値段も値段なので、

履き潰したら、新しく買い替える人も多いと思いますが、


あくまでも、”モノを大切にする心”を広めるをモットーにする当店からのご提案です。











凸凹したソールのスニーカーは出来ませんが、



VANSのこのClassic Slip-Onの他、

ERAやOLD SKOOL、AUTHENTICなどのソールも同じなのでできますし、



ヴァンズ以外でもフラットなソールのスニーカーならカスタム可能なので

履き始める前に、お気軽にご相談ください。




しばらくはこのシャークソールで履いていきますので

どのような削れていくかなど、またご報告できればと思います。





 
"あなたの大切な靴、かばんをしっかり丁寧に直します”

靴修理・合鍵のお店 『プラスワン蛍池店』

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●営業時間:10:00〜20:00
●定休日:なし※ルシオーレに準ずる
●TEL:06-6850-2880 
 ※1人でやってます。接客中や作業中など電話に出れないことがありますのでご了承下さい。

※電話による修理代金の見積りはご遠慮ください。

→体調が悪くなった患者さんが、病院に電話して、
「こういう状態なんですが、治りますか?いくらかかりますか?」と仮に尋ねたとします。
 すると、お医者さんが、
「治りますよ、診察代と薬代あわせて◯◯◯◯円です。」と答えたら、
 あなたは、そのお医者さんを信用するでしょうか?
 もちろん、しませんよね。だってあなたの体の状態を実際に診てくれていないからです。

 靴もかばんも同じだと考えます。
 形や素材、デザインもそれぞれ、仮に同じ物で同じ箇所の修理であっても、
 ひとつとして全く同じ修理はありません。
 ですから、実際に靴やかばんの状態を見ない限り、
 そもそも修理可能なのかどうかもわかりませんし、ましてや
 修理代金の見積額もわからないわけです。

 にもかかわらず、「だいたいいくらぐらいかかるのか?」としつこくせまる方もいますが、
 仮に、「だいたい◯◯◯◯円ぐらい」と答えたところで、実際にご来店されて
 修理希望の実物を見て、見積額をお伝えすると、「電話で言っていた金額と違う!」と言われ、
 一方的に怒られるわけです。
 果たして、そんな怒られるようなリスクを犯してまで実物を見ていない修理の見積り額を
 すすんでお伝えすることなどできますでしょうか?

 もちろん修理をするにあたりご予算の都合があることは重々承知しております。
 ただ、車の修理の見積り、時計の修理の見積り、家の外壁塗装直しの見積り、
 電化製品の修理の見積り、、、etc. 

 世の中のありとあらゆるモノを修理する際は、修理担当の者が、現物を確認してからはじめて、
 それを直すために必要な見積額が提示されるはずです。電話で簡単に「いくらかかりますか?」
 と質問してもおそらく正確な見積額は返ってきません。

 ですから靴もカバンも、財布も、その仲間にどうか入れてあげてください。
 たとえその靴、その鞄、その財布が、高かろうが、安かろうが、
 ご自身で身につけ、愛用されて、少なからず同じ時を一緒に過ごしてきたわけですから。

 修理代金を知りたい方は、ご足労おかけしますが、店頭までお持ち込み下さい。
 
 また、こちらのブログでは修理例とそれにかかる修理代金を掲載しております。
 あくまでご参考までにして頂ければ幸いです。

 あ、あと電話で、「今日は営業していますか?」というのもやめて下さい。
 定休日もなく毎日頑張って営業してますので(笑)


 



  


Posted by plusonehotaru at 14:19紳士靴修理例ブログ